H.264をProRes422に変換するTIPS


ポストプロのエンジニアから仕入れたTIPSです。情報感謝。

Canonから5Dが出て以来、ポストプロへのH.264素材の持ち込みが劇的に増えているそうです。H.264は最終的にこのコーデックに変換して、配布するのに都合が良いように、コンパクトで高品質を目指したコーデックだと思います。5D効果と言いますか、その最終段で使うコーデックが、なぜかポストプロに広がっています。

持ち込まれた素材は、納期までになんとしても変換することが使命のポストプロでは、昨今の種々雑多な素材の持ち込みには正直閉口しているところも少なくないでしょう(笑)その反面、デジタル変換を得意としているポストプロも少なからずあり、それをウリにしているところも増えてきています。

H.264の大量変換では、Mac環境ならCompressorでバッチ処理、というのが最初に思いつく手法ではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。情報を頂いたエンジニアによると、Compressorは時間がかかる上に色味が薄くなってしまって、よろしくないのだそうです。

そこでみつけた解決策が、MPEG Streamclipを使うことだったそうです。私も常備しているこのツールは、民生機のカメラで撮った素材の変換で使えたこともあったりして、困ったときに助けられたことが何度もありました。今回もさらにそのケースが追加されます。

最新版のMPEG Streamclipは1.9.2ですが、この中にバッチ処理ができる機能があったのですね。これを使えば、同時にファイルを4つまで同時処理できるので、時間が勝負のポストプロではうれしい機能です。まだ私は運用ベースではこのTIPSは使っていませんが、H.264のバッチ処理が来たときには是非使ってみたいです。

10件のコメント

  • By sakamo, 2009/11/15 @ 0:12:27/AM

    Compressorあんまり賢くないですよね。
    もうちょっと頑張って欲しいのですが。。。

    H.264に関してはエンコーダーとデコーダの相性がそこそこ出るような気がします。Mpeg2のように再生できないなどという不都合ではないのですが、画質があきあらかに違います。

  • By suzukinasake, 2009/11/15 @ 5:07:29/AM

    MacならCinema Toolsで30fpsを29.97fpsにconformしてからMPEG Streamclipでバッチ、ってのがいいんじゃないでしょうか。

  • By yamaq, 2009/11/15 @ 5:41:33/AM

    コメントありがとうございます。

    まさにデジタルビデオの醍醐味感が伝わってきます。
    こういうツールの組み合わせ技は、面倒な反面使い方で良い結果が出たりするのが私は好きです。

  • By sudoko, 2009/11/26 @ 20:42:57/PM

    とても参考になりました。H.264からの変換はかなり多くなってきてたので。MPEG Streamclip、使ってみます。

  • By yamaq, 2009/11/26 @ 21:48:20/PM

    是非ご活用ください ^^;

  • By tochi, 2009/11/27 @ 1:46:57/AM

    yamaq様。

    過去に西華産業にてREDがらみで一度お話させて頂いてます。
    コメントの書き込みは、はじめてです。

    ブログ楽しく読ませて頂いてます。

    残念ながら、MPEG Streamclip でのQT変換は赤系の色味が変化(黄色が増す感じ)してしまいます。
    結果としては、QuickTimePlayer での変換結果と同じです。
    赤系ということで、肌色にも若干影響してしまいます。
    ちなみに、Compressor では色味の変化は感じられませんでした。

    おそらく、QuickTimePlayer と FCP/Compressor では、変換プロセスが違うのでしょう。

    元素材のH.264 QT と MPEG Streamclip 変換QT と Compressor 変換QT を Shake にて確認した結果です。
    検証した MPEG Streamclip のバージョンは「1.9.3b2」のバッチ処理です。

    MPEG Streamclip の変換速度は素晴らしいのですが、残念な結果です。

    もし、お時間があるときにでも、yamaq様にて検証して頂ければと思います。

  • By yamaq, 2009/11/27 @ 8:17:53/AM

    tochiさま

    まずはこのエントリーはまだ私も実際には未検証なネタで、手持ちの情報が少なく恐縮です。

    この話題は最近多く出回り始めている一眼カメラ関連で多用されているので、私の方でも検証してみます。

    情報ありがとうございました。

  • By yamaq, 2009/11/27 @ 14:51:18/PM

    H.264素材をQuickTime Player7、Compressor、MPEGStreamClip1.9.2で変換してみました。

    QTP7だけはガンマ値が、2.2に変更されていました。それ以外はガンマ値の変更はありませんでした。これらの三者で共通なのはH.264のRGBカラースペースからYUVへの変換が入ることです。その工程で各者の色変換処理に違いがあるのではないかという印象です。

  • By Higuchinsky, 2009/11/27 @ 23:16:06/PM

    ご無沙汰しております。
    ということはCompressorでOKということでしょうか…。
    自分はいつもCompressorで30fpsを29.97fpsにしつつProRes422に変換してますがMPEGStreamClipの方が早いんでしょうか?

  • By yamaq, 2009/11/28 @ 0:09:35/AM

    Higuchinskyさん、ご無沙汰です。

    実際にやってみると、良い悪いではなくて、映像によって傾向が異なります。ただ、CompressorよりはMPEGStreamClipの方が処理速度は稼げます。

    今回のテストでは、RGB-YUV変換の影響と思われる変換で、赤だけがくすんだようになりました。

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