やっと、YouTubeチャンネルを作成

私が本格的にYouTubeを見るようになったのは、10年近く前だったと記憶しています。この時点では、発信する側ではなく、完全な視聴者側のポジションでの接点でした。そして、コロナ禍で行動制限が出たことにより、私が受け持っていた大学の授業は、対面からオンラインになりました。そこから、私もYouTubeを見る側から発する側に体の向きが変わっていきました。

とは言っても、大学の授業はライブ配信だったので、私が仕事で携わっていた編集して配信、という形ではありませんでした。編集をせずに、リアルタイムの送信を行うためには、編集とは大きく異なる点に気を使う必要があります。幸いにも私は、駆け出しの頃には、テレビ番組の生放送の仕事にも就いていた事があったので、それが何年も経過してとても役に立ちました。

実はライブ配信を始めた頃に、自分でもYouTubeでライブ以外で動画を配信してみようかと、考えていました。しかし、そうなると私の技術的な中心にある編集をきちんとやる必要があります。さらに、そこで公開するための映像と音声のクオリティも、自分の中での一定のクオリティを満たしていないと納得できませんでした。

私が一番手こずったのは、映像ではなく音声のクオリティでした。最近ライブ配信向けの機材を一斉にリニューアルして、ライブ配信でも編集対応でもクオリティを満たせるようにしました。しかし、機材だけがあってもコンテンツのクオリティが高くならないのが、映像制作の難しいところです。映像の方は、安定した機材により自分の納得はできるようになったのですが、音声がまだもう一歩なのです。そこで、A/D変換の部分の機材を複数試してみることで、やっと自分の中での合格レベルまで到達できました。しかし、まだ100点には届いていません。

オーディオのA/D周りとは言っても、マイクやオーディオインターフェースなど、各所にA/D変換が関係しているので、なかなか難しいところがあります。さらに、撮影しているのが自宅の一室なので、音響的には非常に厄介な環境なのです。これらに対して最も良い仕事をしてくれたのが、Shure製マイクSM7dBでした。ダイナミックマイクで、私の貧弱な声量を補ってくれるのと、洋室での残響音をいい感じで軽減してくれるのです。以前使っていたコンデンサーマイクでは、この残響対策がうまくできていませんでした。残響は後処理である程度は軽減できるのですが、やはりマイクの出力でクリアになっているのが理想です。

このように、最後まで自分の中で障害になっていたのが音声系、特にマイク周辺だったのです。そして、やっとクオリティはそれなりのレベルにはできたので、今回YouTubeでチャンネルを作って、シリーズ動画を制作できる段階に到達しました。