Codec Passthrough
DaVinci Resolveには、デリバーページからの書き出しで、なるべく高速にメディアファイルを作成できる仕組みがあります。その一つが、Codec Passthroughです。これはどのような機能かというと、下のスクリーンショットのように、タイムラインの一部のテロップの修正があったとします。それ以外の部分は変更はないとします。V1トラックの映像ソースのコーデックは、ProRes422 HQです。
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このような条件で、デリバーページからの書き出しもProRes422 HQの場合には、修正したテロップ以外の部分は再エンコードをバイパス処理してくれます。これは、デリバーページの設定で1箇所チェックを入れておくことが必要で、デフォルトではOnになっています。

この便利な機能はどんなコーデックでも可能ではなく、BMDが公開しているSupported Formats and CodecsのPDFのリストの中の「Codec Passthrough」を確認することで対応状況がわかります。