Catalyst Browseに脱帽
久しぶりにSONYのCatalyst Browseを使ってみたところ、驚きの機能拡張ぶりに脱帽しました。私も細々とMac版の動画ビューワアプリを開発していますが、目指していた完成形がこんなアプリでした。私の開発している動画ビューワQlip(クリップと呼びます)は、movとmp4形式に限定した読み込みです。それは誕生当時から変わっておらず、自分でも不本意に感じていたところです。
一方で、Catalyst BrowseはMac版とWindows版があり、Qlipは足元にも及びません。私がなぜQlipを開発したかの理由は、今から10年近く前でしょうか、動画ビューワでタイムコードを正確に表示できるものがなかったという背景があります。Drop Frameにも対応したり、120fpsや16fpsなどという変則なフレームレートへも対応しているので、それなりに頑張って開発してきました。Catalyst Browseの個人的に優れていると感じる機能はこんなところです。
- タイムコード表示機能の搭載
- UltraStudioやDeckLinkなどのビデオI/Oをサポート
- マルチチャンネルオーディオの選択モニタリリング
- 静止画書き出し(PNGとJPEG対応)、静止画の連番書き出しもサポート
- インターレース素材をフィールド単位でコマ送り
これらは、なかなか他のアプリでは見かけない機能です。もちろんDaVinci Resolveではできるのですが、それと比較するのはナンセンスです(笑)この先は、自分で言うのもなんですが、Catalyst Browseをデフォルトの動画ブラウザにしようかと思いはじめています。