テロッパーとしてのFusion Studio

DaVinci Resolveの中の一つのページとして、Fusionがあります。もともとeyeon Software社が開発していたアプリケーションでしたが、2014年にBlackmagic Design社に買収され、2018年のバージョン15でResolveの中に統合されました。その一方で、現在でもスタンドアローン版Fusion Studioとして、製品が継続しています。

FusionはResolveの中の機能の一つということで、Fusion Studioをインストールしていない方も多いと思います。私も基本的にはインストールしていませんが、時々思い出したように使ってみることがあります。実は、Resolveのライセンスを所有していれば、スタンドアローン版のFusion Studioも追加費用なしで使うことができます。アクティベーションキーでもドングルでもOKです。スタンドアローン版の最大の利点は、その起動時間の短さです。手短にコンポジットを確認したいのであれば、Fusion Studioを使う手もアリです。

さて、そんな意外と(笑)便利に使えるFusion Studioですが、テロッパーとしても使えるのは是非知っておいていただきたいところです。このTIPSはBMDの岡野さんの受け売りですが(汗)、とても便利です。元々が動画向けのアプリケーションなので、動画の上にテロップを載せるのは普通にできますので、静止画のPNG、TIFF、TGAなどでアルファチャンネル付きのファイルを作成する際に活用できます。一点注意すべきところは、書き出し時のコンポジションの長さを1フレームにしておくところです。静止画なので1枚あれば十分だからです。お気をつけください。