メディアオフラインのカット
前回は、タイムラインの中のギャップを見つける方法を解説しました。今回も、見つけにくい対象を探すテクニックを説明します。メディアオフラインになっているカットは、タイムライン上でサムネイルが赤く表示されます。タイムラインに編集済みのカットが少ない場合には、すぐに目にするので、そのまま放置してしまうことは少ないと思います。問題はカット数が多いタイムラインの場合です。今回のスクリーンショットも、説明のためにシンプルになっていますが、実際この方法を試す際には大量のカットがあるタイムラインを想定しています。
私が勘違いしたのは、Editページのインデックスパレットに搭載されている、「オフラインクリップを表示」のフィルタリング項目です。何度やっても期待通りの結果が出ませんでした。ユーザーマニュアルを読んでも、できそうなことが書かれていました。しかし、これはオフライン編集から書き出した、ガイドにするためのクリップが使用されていることを示します。残念ながら、今回の目的では使用できません。
対処法ですが、Editページは諦めてColorページに切り替えます。スクリーン上部のツールバーの中の「クリップ」から一番下の「スマートフィルターを作成」を実行します。これはMediaページなどのスマートビン機能と基本的には同じです。検索したい条件を指定します。ただ、今回ヒットさせたいメディアオフラインに該当する項目が見つけにくいと思います。「メディアプールプロパティ」と「状況」を選択します。そして四つ目のフィールドには「オフライン」を指定します。ウインドウ右下の「作成」でスマートフィルターアイテムを保存します。その後は、ツールバーのクリップから、指定した名称のフィルターを選択するだけです。