電子メール、まだまだ必要

電子メールは、インターネットが生まれた時から存在していたサービスで、WWWと並んで私たちの生活や仕事の中で、奥深くまで食い込んでいます。WWWはWorld Wide Webの略ですが、そんなことなど知らない人の方が多いでしょう。でも毎日WWWは使われているのです。それと同じように電子メールも、毎日お世話になっています。

電子メールは非常にレガシーで、技術の進歩もなかなか進まず課題も多いのは技術系の方なら知っていることです。そのため、チャットが電子メールの存在感を危うくしている面もあります。個人情報保護法をきっかけにして機密保持に関して企業が取り組むようになって以来、日本の悪い習慣である安全第一に徹しすぎて、本来の電子メールの利点も霞んでいると思います。

私もなるべく電子メールは使わないようにして、AppleのMessageアプリ、チャット、Slackをなるべく使うようにしています。電子メールは書き初めの部分で、どうしても古来からある手紙の作法を踏襲しているので、不必要と思われる文言が欠かせません。それをすっ飛ばして本題に入ってしまうと、相手から「礼儀作法のない人だ」と思われがちです(笑)

そんなわけで、電子メールは個人的にはもういいや、なんて思い始めていました。その矢先に、自分が使っているメールシステムの設定を見直していたところ、大きなミスをしてしまいメインで使っているメールの送受信ができなくなってしまいました。その途端、これは大変なことになったと青くなったわけです。引退間近と思っていた電子メールではありますが、たちまち使えなくなると仕事にも大きな打撃を被ってしまいます。なんとか無事に復旧はしたようなのですが、まだまだ電子メールは使い続ける日が続くのだと思い直した次第です。

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