Qlipにクイックブースト機能搭載
本日リリースしたQlip 3.7.0では、クイックブースト機能が搭載されました。この機能は、ブラウン管モニターの時代に搭載されていた、ブライトネス調整のように使えます。また、オーディオプレーヤーではボリュームレベルを調整できます。これらの機能は、一時的なレベル増減機能なので、その後も継続するわけではありません。名前から想像しやすいように、一時的な機能との位置付けです。
クイックブースト機能を搭載したいと考えたきっかけは、先に搭載されていたSuper whiteとSuper black機能に物足りなさを感じていたからでした。PCのビューアーなので、スーパー領域を目視することは難しく、しかしそこを確認したいというニーズはあります。そこで、先行してInspectorモードを追加してスーパー領域を見るための機能を搭載しました。これはこれで、一定の効果はあったのですが、スーパー領域以外はマスクされてしまうので、相対的には確認できませんでした。
そこで、昔使っていたブラウン管モニターの頃を思い出して、ブライトネス調整があればいいのではないか?と考えた次第です。当初は簡単にレベル調整すればいいのでは、なんて安直に考えていましたが、実装してみるといくつかの課題も出てきました。ビューアーに出ているデータは、RGBでもYUVのクリップでもすでにRGBコンポーネントになっています。この状態でレベルを上下させるだけでは、スーパー領域は出てきません。そこで、YUVファイルの場合には、別ラインでYUVソースからデータを生成し直しています。また、実際にレベル調整してみても、顕著なレベルの差が見えませんでした。実際の素材でお使いの際には、その点はご理解していただいてご利用ください。
この機能を検討していて、ふと思ったのです。オーディオでもできるなと。完パケではなく、撮影素材をQlipで再生する時のように、まだオーディオーレベルがカチッと決まっていない時には、部分的に聞き取りにくい低レベルになっていることがあります。編集時には部分的にレベルを上げるかモニターレベルを調整することになります。これらは、不要になったら「元に戻す」必要があり、面倒なところがありました。そこで、クイックブーストは映像に加えて音声にも適用すると決めました。
今回のクイックブースト機能は、見た目のインターフェース部分では追加にはなっていませんが、初期に考えていたシンプルな機能がだんだん薄れてきていることは、開発者本人も薄々気がつき始めております(汗)

