DaVinci Resolve 18.6
IBC2023開催に合わせて、DaVinci Resolveが更新されました。18.5からの更新でバージョン番号は小さな更新に見えますが、新機能は盛りだくさんでメジャーバージョンアップと考えるべきです。最新版への更新は、DaVinci Resolveアプリからダウンロードすることも可能です。または、BMDのWebサイトからダウンロードすることも可能です。
主な特徴
- 新しいBlackmagic Cameraクラウドワークフローが、キャプチャをクラウドプロジェクトに同期
- プロジェクトメディアとファイルを同期したBlackmagic Cloud Storageをサポート
- プロキシの自動生成とBlackmagic Cloud Storageへのアップロード
- タイトルとサブタイトルで外側のテキストストロークをサポート
- クリップやマーカーにお気に入りのキーワードを割り当てて適用する機能
- マテリアルやボリュームを含むFusion USDシーンのサポート
- サフィックス付きの複数のモノラルオーディオファイルをマルチチャンネルクリップとして読み込み可能
- レンダリング時のターゲットオーディオラウドネス規格のサポート
CutとEdit
- 選択したシンクビンクリップをインスペクタで編集できるように
- スピードエディタとエディタキーボードで編集中のギャップをトリムできる機能
- フレームまたはフィールドの境界で編集するための、プロジェクトとタイムラインのインターレースオプション
- 字幕の大文字と小文字をサポート
- タイトルとサブタイトルで外側のテキストストロークをサポート
- ソースビューワーとタイムラインでのマーカーのコピー&ペースト機能
- ダイアログとインスペクタから複数の選択したクリップの速度を変更
- クリップにエフェクトを追加すると、インスペクタがエフェクトタブに切り替わります
- レンダーインプレイス実行時のソース解像度オプションをサポート
- 編集操作を取り消す時に再生ヘッドの位置が復元
- 編集ビューアにタイムコードツールバーを表示するオプションを追加
- ソースビューアにマーカーのクリップエクステントを表示
- ビューアで最近見たクリップやタイムラインを切り替えるアクションを設定可能に
- 複数のトラックコンテキストアクションのキーボードカスタマイズに対応
- 選択した複数のタイムラインを再フォーマットする機能
- お気に入りのキーワードをクリップやマーカーに割り当てて適用する機能
- リタイムカーブのコンテキストメニューに両方のカーブを表示するように
Fusion
- 3D形状の押し出しと面取りをサポート
- ポリゴン形状ツールのサポート
- マテリアルとボリュームを含むUSDシーンのレンダリングをサポート
- インポートしたMaterialXファイルでマテリアルを置き換えられるように
- インポートされたカメラとライトの修正がサポート
- uVisibilityとuVariantを含むUSDツールセットの改良
- トリム、ループ、リバースに対応したUSDローダーの改良
- USDのオブジェクト選択用の新しいシーンツリーダイアログ
- ノードビューとキーフレームビューに、ツールのトリムをリセットするコンテキストメニューオプションを追加
- FusionツールのDaVinci Intermediate変換オプションをサポート
Color
- Dolby Vision CM 4.0 L1解析、ユーザー選択フィルタリング対応
- Dolby Visionワークフローでステレオスコピック3Dをサポート
- RCMでRAWクリップの入力カラーマネージメントをバイパスするオプション
- Resolve Liveモードでのオーディオモニタリングのサポート
- 静止画の書き出し時に.drxファイルのみを書き出す新しいオプションを追加
- 現在のグループ内のクリップに対する新しいデフォルトのスマートフィルタ
- ビューアで最近見たタイムラインを切り替えるための設定可能なアクション
- カスタムPAR値でスマートフィルタを作成する機能
- ACES DCTL ODTの出力カラースペースタグ
- アドバンスパネルからワイプモードを切り替えるコントロールを改善
- すべてのキーフレーム・モード、カラー・モード、サイズ・モードが、セッションをまたいでも保持されるように
Fairlight
- サフィックス付きの複数のモノラルオーディオファイルをマルチチャンネルクリップとして読み込み
- レンダリング時のターゲットオーディオのラウドネス規格をサポート
- YouTubeとDisneyワークフローのラウドネス規格をサポート
- 複数のバスをモニターできる新しいFairlight FXラウドネスメーター
- 長いチャンネル名のインテリジェントな省略
- 3Dオーディオの高さコントロールのためのパンニングプリセットをサポート
- バスタイルごとに3つまでのパラレルバスセンドとアウトプットをサポート
- 複数のトラックまたはバスでオートセーフとオートオフをサポート
- キーボードショートカットで複数のトラックまたはバスのオーディオFXを管理
- 複数のトラックコンテキストアクションのキーボードカスタマイズに対応
- UWA Audio Vivid 3D空間オーディオフォーマットをサポート
- エフェクトダイアログのコンテキストメニューからFairlight FXのデフォルト設定を割り当て
General
- Nvidia TensorRTでNeural Engineのパフォーマンスを最大2倍高速化
- 最新のAMD GPUでNeural Engineのパフォーマンスを最大4倍高速化
- HTTPSプロキシを使用したBlackmagic Cloudサービスへのアクセス機能
- アプリケーションメニューから最近のプロジェクトに素早くアクセス
- ループ再生でレンジが存在する場合、それを検出してループするように
- スクリプトAPIによるレンダリングプリセットとデータバーンプリセットのインポート/エクスポートに対応
- スクリプトAPIがスチルの読み込みとパワーグレードのリストをサポート
- スクリプトAPIによるタイムライン単位のResolveカラーマネジメントに対応
- パフォーマンスと安定性の向上
Media & Codecs
- Blackmagic RAW SDK 3.4をサポート
- RED SDK 8.4.0をサポート
- Apple Logビデオフォーマットをサポート
- Sony XAVC HおよびXAVC HSクリップのデコード機能
- プロジェクトから未使用メディアを削除できるように
- トランスクリプションステータス用の新しいメディアプールカラムとスマートビンフィルター
- 右クリックでメディアプールのタイムラインをプリセット付きでレンダーキューに追加する機能
- パワービンを.drbファイルとしてインポート・エクスポートする機能
- レンダリングプリセットの読み込みと書き出しが可能
- 複数のXML、AAF、FCP XML、EDLを1つのアクションとして読み込み
- Final Cut Pro v1.11 XMLの読み込みと書き出しに対応
- インターレース形式を非圧縮QuickTimeクリップとしてエンコードする機能
- 最新のWindows IntelシステムでH.265インターレースエンコーディングを高速化
- フルメディアエクステントで個々のクリップをレンダリングするオプション
- Macで低遅延AACフォーマットのデコードをサポート
- GIFクリップのデコードをサポート
- Nikon rawクリップのレンズおよびビネットメタデータをサポート