活発に更新中のREDCINE-X


RedCineがREDのsupportサイトからダウンロードできなくなったので、今後のREDワークフローで重要なツールになるのは、間違いなくREDCINE-Xだと思います。さらに他のツールも出てくる可能性はありますが、私の感触としてはこれがプライマリーになる感じです。さらに個人的観測ですが、近々予定されているREDRAY改めRED4Kでも、このREDCINE-Xとの連携があると思っています。

このREDCINE-Xは、公式にはearly betaという段階にいます。REDで言うところのベータ版は、一般的なリリース版に近い感覚なので、early betaが一般的なベータ版と私は思っています。そのため、公式な場所からダウンロードするのではなく、REDUSER.NETの一スレッドの中からのダウンロードになります。興味のある方は、Red LeaderであるJannardさんの書き込みを追いかけてみてください。

この一連の開発バージョンは「EXPERIMENTAL build」という位置づけです。REDアーリーアドプター向けの、新しもの好きなユーザーが対象と言ってもいいかもしれません。build96向けのユーザーガイドも公開されているので、先行して次期ツールについて予習されてもいいかもしれません。

現状のbuild100までの個人的に気に入った機能としては、Lift/Gama/Gain機能です。一般的なカラーコレクションのツールには必ずといっていいほど搭載されている機能です。これがREDCINE-Xで採用されました。これまではトーンカーブとRGBゲインを駆使して悪戦苦闘していたと思いますが、かなり楽になることは間違いないでしょう。

もう一つのトピックは、新しいカラースペースとガンマカーブです。REDcolorとREDgammaが新しく追加されました。これまでのREDspaceに比べて自然な色合いになるので、カメラのBuildとの関係もありますが、かなり改善されているのが体感できると思います。これ以外にも新しい機能はありますが、是非興味のある方はお試し頂くといいのではないでしょうか。

CanonからEOS Movie向けのFCPプラグイン提供へ


mnjさんから以前のエントリーにコメントを頂きました。その中でEOS Movieで使えるFCPプラグインが近々リリースされるとのこと。楽しみです。情報くださったmnjさんありがとうございます。

EOSで撮影したフルHDの映像(EOS MOVIE)をFinal Cut Proに読み込み、動画編集ワークフローにおいて必須の「切り出しと転送」機能により映像の必要なカット部分だけを切り出し、編集に適した「ProRes」形式に変換して保存するプラグインです。

さらに本プラグインでは、動画編集に必要なタイムコード、リールネームやメタデータをProRes形式のファイルに保存することが出来ます。

Log & Transferのプラグインのようです。RED ONEやP2、EX3なんかで使われているようなモノとイメージすればいいでしょう。3月下旬から「ベータ版」で配布されるそうです。個人的にはこの点が一番驚きでした。Canonさんがベータ版で配布されるとは時代も変わりました。

少しだけ看板を変更しました

yamaq blogはおかげさまで、今月で満4年を迎えることができました。コメントをくださった方や、定期的に見てくださる方、検索エンジン経由で来てくださる方など、いろんな方に利用していただいたおかげで4年間続けてこられました。数ヶ月くらいであれば、スタート時の勢いで続けられますが、それ以上の期間になるとなんらかの「燃料」が必要です。yamaq blogでの燃料は間違いなく見てくださる方々です。本当に感謝致します。

お気付きの方はいらっしゃらないと思いますが、今日からyamaq blogのサブタイトルが変更になりました。

(旧)Mac、デジタルビデオ、コンピュータ全般の話題
(新)Mac、デジタルメディア、コンピュータ全般の話題

スタート時からずっとデジタルビデオでやってきましたが、RED ONEとの劇的な出会があったり、去年末からはデジタル一眼のエントリーも増えてきたりして、デジタルビデオというキーワードだけではいっぱいいっぱいになってきました。yamaq blogのサブタイトルの二つ目のこのデジタルメディアの部分は、ビジュアル面で表現するときに使う媒体のことなので、今後は総合的にデジタルメディアで行きたいと思います。

米民間調査機関の調査によるとという記事で、アメリカの若者がblogからtwitterに流れているそうです。私のWeb変遷をみても、個人事業主になったときにドメインを取得して一般的な「ホームページ」作りました。数年の放置を経てblogと出会いました。そしてblogと並行してtwitterもネットサービスの一つとしてひっそりと使ってきました。

当面の間は、blogをtwitterに完全移行することは想定していません。並列運用です。おそらくblogは基本にあってtwitterに相当する部分が時代と共に乗り換えていくのだと思います。blogが流行った背景は、自分で書いたエントリーに対してピンポイントにコメントが受けられるという、それまでにはなかった記事を仲介にしたコミュニケーションだったと思います。さらにそれが他のエントリーへと伝播する、トラックバックなどの仕組みが後押しました。

twitterはコミュニケーション性がさらに高まって、というか大半の要素がコミュニケーション性だと感じるくらいです。そしてblogでは実現しにくかった、データの再利用や連携がさらに進化したことです。twitterでつぶやいておくことで、他の人たちから別の検索要素でヒットすることがあるので、思わぬところからコミュニケーションがつながることが多々あります。

私の場合のblogは、個人事業主である自分自身の広告媒体という位置づけがあります。そのためサイト内に広告を載せていないという理由があります。二重広告になってしまうので。ただし、サイト内広告に関してはそれ以外の理由もあります。今後もyamaq blogで自分のことを発進して主張したいと思っています。また、日々新しいことの発見があるので、自分で知ったことの再発進の場にしていきます。

来月から5年目を迎えますが、今後ともよろしくお願い致します。

SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM


SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMは、ずっとAmazonのカートの中に放置してありました。なぜかというと、発送見込みが数週間先だったからです。これならヨドバシの店頭で買った方が入手が早いからです。しかし、価格はまったくAmazonの方が安くて、そのためカートの中に放置してあったのです。AmazonでSIGMAのレンズを買おうとすると同様のケースが多くて、なかなか躊躇してクリックできないことがこれまでにもありました。しかし、たまたま土曜日にカートの中を見ると、在庫が一本あってAmazonプライムなら翌日到着になっていて、これが私の指先に刺激を加えてしまいました。

届いたのが日曜日で終日外出だったので、室内で数枚パチパチ撮るくらいしかできませんでしたが、明らかにこれまでのレンズに比べて世界観が違います。少し湾曲気味に写りはしますが、遠近感が強調されていい感じです。このレンズを持って次の週末は三浦半島にでも出向いて、小高い丘から海に向けた広角ショットを撮りたいと思っています。

三浦半島は以前息子とオリエンテーリングでしか行ったことがないのですが、山と海がつながっている景色が今でも頭のアルバムの中に貼り付けられていて、また機会があったら行きたい場所の一つです。前回の季節は初秋で、畑のキャベツを見ながら遠くに澄んだ海が見えて、いい感じでした。これをSIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMで撮るとどんな感じになるのでしょう。

IT化した体重計


体重計というのは昔も今もあまり大きく変わらない道具だと思っていましたが、WiFi接続機能を搭載して自動的にデータベースに記録してくれるならば…。とても現代的でクールな体重計がWiFi Body Scaleです。体重計としての機能は、0.1kg単位で体脂肪も計れるという一般的な仕様だと思います。しかしこの計測結果をネットに自動的にアップすると、データが独り歩きして副産物ができ上がります。

実は私は7年くらい前にダイエットをやっていて、減量に成功したことがありました。その最大の勝因は、欠かさず体重計に乗っていたことだと思います。それは今でも続けていて、毎朝毎晩計っています。しかし、その結果は手で記録しています。Googleドキュメントのスプレッドシートには入力してはいますが、なんともアナログな方法でした。まったくこんな体重計の発想など思いつくこともなく、初めてこれを見たときは目からウロコでした。

価格は18,000円弱と割高感はあります。これさえあれば、毎朝の計測結果の手写し作業から開放されてうれしくはなりますが…。

二月は如月


如月とは陰暦で二月のことですが、二月といえば個人的には最も思い入れのある月です。あっという間に過ぎていき、仕事面では年度末を間近に控えていることから、「二月逃げる三月去る」なんていわれることもあります。yamaq blogをはじめたのも二月でした。

言語由来辞典によれば、

如月は、寒さで着物を更に重ねて着ることから、「着更着(きさらぎ)」とする説が有力とされる。
その他、機構が陽気になる季節で「気更来(きさらぎ)」「息更来(きさらぎ)」とする説。
草木が生えはじめる月で「生更木(きさらぎ)」とする説。
草木の芽が張り出す月で「草木張り月(くさきはりづき)」が転じたとする説がある。

と書かれています。寒さが一年で一番厳しくなる二月ですが、突然気候が好転して4月並の暖かさが来る晴天の日になることもあります。陰と陽が突然代わる不思議な月でもあります。そんな月に生まれたのが、自分自身の変わり身の速さに現れているのかもしれません(笑)。

今日は雲が速くて、太陽が雲の合間を縫ってロケ撮影されている方は気が気ではないでしょう。「太陽待ち」で苦労するのもこんな日です。この空を見る限りは、春は確実に近づいています。そして年度の変わり目が来て、新しい展開が待っています。

ネットワーク環境を切り替えるコマンド

ザリガニが見ていた…。さんでまとめられていた、Mac OS Xのコマンドラインから使えるユーティリティ。yamaq blogでも以前に取上げたものもありますが、新しく知ったTIPSもありました。

AppleメニューのLocationから、ネットワークの設定を切り替えることができます。WiFiやイーサネット、またモバイル向けモデムなど特にノートタイプのMacでは利用されている方が多いと思います。これの切り替えをコマンドラインから行えることを知りました。リモートメンテナンスなどで知っていると便利なことがあるかもしれません。

マニュアルページで見ると、scselectは「Select system configuration “location”」と書かれていました。引数を無しにしてscselectだけで実行すると、そのMacの中のlocationのリストが出ます。そしてその中のどれが現在使われているかもわかります。

さらに「-n」オプションを付けてlocationを指定すると、次のboot以降からそれが反映されるそうです。これは特にリモートでアクセスするときには便利ですね。通常はわざわざコマンドラインから実行することはないでしょうが、でも普段から使わないといざというときに思い出せませんが…(笑)。

Appleストアでのイベントレポートが公開されました

先日Appleストアで開催されたイベントのレポートが公開されました。

1月25日、デジタル一眼ムービーの魅力と可能性を伝えるイベント「Mashup Photo-Video」の6回目がアップルストア銀座「アップルシアター」で開催された。「ビデオサロン」と「コマーシャル・フォト」の主催で、今回のテーマは「写真の感覚を大事にしながら撮るEOS MOVIEの秘訣」。広告などでは不可欠なシズル撮影を題材に、スチル写真側からのアプローチを中心に話が展開された。

とても詳しく書かれているので、参加された方もされなかった方も是非ご一読ください。

iPhoneバックアップの仕組み、の一端

ネットで賑わっているように、iPhone OSの新しいバージョン3.1.3が昨日リリースされましたね。ちょうど出勤前にもかかわらず、気軽にアップデートしたのがそもそも間違いのはじまりでした。開始したのが朝の8時半ころ。終了したのが10時半ころ。まったく不毛な2時間を費やしてしまったので、なぜこんなに時間がかかったのかをすっきりさせたくなりました。

ネットで調べると、Windows環境ではありますがこんな貴重な情報源がありました。[Z]ZAPAブロ~グ2.0さんに感謝。原因はバックアップ時の処理時間が長かったからです。これは間違いないでしょう。何せ2時間のうちの1.5時間はバックアップしていましたので。

今日確認してみると、iTunesからSyncボタンを押すと、自分のMacの中にiPhoneのファイルをひとつずつコピーするようなことをしている感じです。~/Library/Application Support/MobileSync/Backupというディレクトリが作成されて、その中にファイル群がコピーされています。私の環境ではこのディレクトリのサイズが600MBを超えて、ファイル数が16,000以上でした。

おそらくiPhoneの中のファイル数が多ければSyncすなわちバックアップにも時間がかかるというカラクリだと思います。それを裏付けるように、同時刻にウチの息子も3.1.3にアップデートをかけたのですが、なんと10分程度で完了したそうです。私のiPhoneにはいろんなアプリケーションが取っ換え引っ換えしてインスト&アンインストしているので、ゴミも多いと思います。この不用品まで正直にバックアップしていたのだと思います。

時間短縮するには、iPhone側で不要なアプリケーションを削除するしかないでしょう。同時に設定関係のファイルもなくなるので、これが引き換え条件になります。iPhoneとは言え中身はコンピュータですから、Macのように定期的にクリーンインストールすべきだと痛感しました。

デジタル一眼とコーデック

二つ前のエントリーで、キヤノンさんの業務用カメラのコーデックの話題を取上げました。その内容と相反するかもしれないのですが、デジタル一眼カメラの動画記録フォーマットについては、私はもう一つの考え方を持っています。Canon EOS 7D/5D MKIIなどでは、H.264方式を動画記録では採用しています。この記録フォーマットをどうするかという話題です。

編集する側からの希望は、撮ってきたファイルをコンピュータ側にコピーしただけですぐに高品位な動画ファイルとして編集できるのがベストでしょう。特にAppleの環境にいるエディターならば、QuickTimeコーデック、ということになるでしょう。さらに具体的にコーデックを選択しなさいと聞かれれば、私ならProRes422/4444と答えます。

先日銀座のイベントの時にも、カメラメーカーの方に希望としてQuickTime/ProRes記録になりませんか?と勝手なお願いをしてしまいました。お願いをしておきながら私からこのように書くのはチグハグではありますが、メーカーさんがコーデックを選択するのは政治的な判断が大きく関係するので、ユーザーよりな答えは出しにくいのではないかと危惧しています。

そこで私が思いつくのは、いっそのことデジタル一眼側では記録することをやめてみれば?という発想の転換です。記録しないということは、記録行為を他の外部の機器にお任せするということです。今ではAJAさんのKiPROやIoシリーズという優れた製品があります。今の時流で考えれば、なんでもかんでも自社の製品の中で完結するというよりも、ユーザーが選択できる使い方を残しておく、ということだと思います。

たとえば7Dの次期製品では、カメラ内部でH.264記録はするけれど、HDMIから非圧縮の10bit映像が同時に出力されます。という仕様になったとしたら…。すでにファームウエアを独自で改造してそんなことを計画している強者もいると聞きます。ホームユーザーはH.264でお撮りください。業務ユースの方は、別途ご自由にHDMIからの信号を記録できます。この仕様がすがすがしいと感じるユーザーは少なくないのではないかと思います。

編集向きのコーデックがカメラに搭載されるに越したことはないのですが、それに時間がかかったりユーザーに利益にならない選択肢になってしまうのならば、いっそのこと記録しない、という道も残っているのだと思います。

蛇足になりますが、HDMI系には映像は必須ですが、音声は必須ではありません。タイムコードも必須ではありません。外部機器で記録できるのでそれは無駄になることが多いでしょう。シンプルに非圧縮で出していただければいいのです。8bitではなく10bitであればとても良い状態で記録できます。業務用なのでSDI出力、なんて考えなくて結構です。安価であることが基本なのですから。

勝手な妄想をしてしまいましたが、デジタル一眼のメーカーさんはこの部分でいろいろ模索されているに違いないので、是非こんなユーザーの意見もあることを知っておいていただきたいと思います。