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DaVinci Resolve16リリース

本日DaVinci Resolveの最新版であるバージョン16がリリースされました。4月のNABで発表になった最新版で、これまでパブリックベータが公開されていましたが、この先は正式版が使えるようになりました。今回もたくさんの新機能が搭載されていますが、制作意欲を刺激してくれる機能は次のようになっています。

新しいCutページが追加

Cutページは映像編集をするためのページですが、すでにあったEditページとはどのような違いがあるのでしょうか?一言で言えば、新しいCutページはラフカットでタイムラインを作成する機能が収められています。EditページはCutで作ったタイムラインを整えてコンテンツの基礎を作ります。CutやEditで作っているタイムラインは、DaVinci Resolveの各ページを行き来する間にどんどん姿を変えて成長していきますが、タイムラインはその基礎となる土台になります。

今回DaVinci Resolve16のリリースに合わせて、専用コントロールパネルも発売がはじまります。SONYのBVE-9000/9100のような大きめの専用キーボードで、ジョグダイヤルを搭載しているのでVTRを触るような感覚でフレーム単位でスムーズに操作できます。Cutページ独自の機能へのショートカットもキーにアサインされているので、これを使えば目的の機能に瞬時にアクセスできるはずです。

本格的に実装されたAI機能

実はこれまでも内部処理ではユーザーの気がつかない部分でAI処理は行われていましたが、このバージョン16では大々的にAIを前面に押し出しています。デモンストレーションでは目立つ機能として顔認識でクリップをグルーピングできるところをアピールしていますが、実作業ではもっとありがたいところでAI機能が活躍します。

モーションエスティメーションはスローモーションの際に、オリジナルクリップには存在していなかった画素を生み出すしくみですが、ここにAIのニューラルエンジンの力が発揮されます。デモ映像を見ると一目瞭然ですが、単なるスローモーションでは得られなかった動きの滑らかさが得られます。最近のカメラではハイフレームレートで撮影できる機能が増えていますが、Resolveのこの機能と組み合わせると強力な処理が手に入ります。またニューラルエンジンは消しモノでも活躍します。条件が揃っていれば不要な部分を囲うだけで、あたかも消しゴムで消すように画素を消してくれます。

地味にGUI処理が拡大中

バージョン15からResolveに統合されたFusionですが、内部処理の多くにGPU処理が搭載されました。これまでもっさりしていた処理で心地よく動いてくれることを体感してみてください。Fusionではこれまで敢えて内部処理をCPUで行ってきて、ユーザーへの操作レスポンスの良さを提供していましたが、時代の流れに合わせてGPUでの演算を強化しました。

このGPU処理はFusionに限らず他のページの機能にも拡大中で、Colorページのスタビライザーでも体感できると思います。このスタビライザーはColorページに加えてEditページでも使えるようになって、今はショットの安定化機能はDaVinci Resolveでは標準搭載となっていきます。

タイムラインがマルチFPS対応に

これに関しては、「ここにきてやっと実現」という感想は否めませんが、しかし、これによってこれまで課題だったフレームレート縛りから解放されます。ただ注意点もあって、一度作成したタイムラインのFPS値は後から変更はできませんので、新規タイムラインを作成する際には計画的に決定してください。この新機能によって、4k60fpsとHD30fpsがひとつのプロジェクト内に混在できるようになるので、4kやHDを行き来する当面のワークフローでは強力に制作者をサポートしてくれると思います。

インストールには

MacでDaVinci Resolveを使う方は、macOSのバージョンはなるべく新しいものを使うことをお勧めします。ある程度下位バージョンでも動作はできるかもしれませんが、DaVinci ResolveはGPUを多用するためmacOSも新しい方がGPUを効率よく使えます。安定して高い処理能力を求めるのなら、この点もご注意ください。

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