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知らんけどな…。

学生と話していて私が関西出身者だと言うと「関西の人って面白い話し方をしますね。語尾に必ず、知らんけどな。って付けるんです」そう言われて自分の普段の会話を振り返ると、確かに使っていたように思います。帰宅後同じように関西弁を使う妻に言ったところ、私もいつも言ってる。とのこと。

補足しておくと、「知らんけどな」を語尾に付ける時の心情には、発した会話の中に正確性はないものの、その対象に対してちょっとだけ知ったかぶりをしていたい気持ちが含まれます。この言葉の受け方として正しい対応は、「へえ、そうなんや、そんなことよく知ってるね」。こう答えておけば、人間関係が壊れることはありません(笑)

関西には「いっちょかみ」という言葉があるのですが、いろんなことに首を突っ込みたくなる性格、という表現が的確かと思います。隣で誰かが話していると、頼まれなくてもその会話に首を突っ込んでしまう習性があります。その会話の中に笑いが含まれていれば、なおよろしい。のような地域性があります。

関西の「知らんけどな」の会話術は役に立つ面もあるのですが、冷静に考えると非常に無責任な話です。時には適当に発した言葉を鵜呑みにしてしまって、その結果トンデモ無いことになってしまうかもしれません。そうなっても、「知らんけどな」って言ったやんか、と責任回避できるとても便利な会話術でもあります。

関西に限らず、このような何の気なしに放った他人の言葉に、私たちは日々惑わされていることがなんと多いことか。「知らんけどな」について思いを巡らせていた時に、そのようなことに気がつきました。会話はキャッチボールなので、つい相手の発した言葉を暗黙のうちに受け入れなければならない、と錯覚していないでしょうか。ある程度スルーすることも、時にはあっても良いのではと思った次第です。

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