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DaVinci Resolveの歴史

DaVinci Resolveが誕生したのは、1982年フロリダ州であるとWikipediaに書かれています。日本では平成になる前の昭和57年でしたが、私はまだ二十歳前の学生でした。テレビは4:3のNTSC放送で、当然インターネットも普及する前の時代です。フロリダ州ハリウッドにあった、VTA〜Video Tape Associates社の内部で使うために開発が始まりました。制作部門を持つポストプロでしたが、現在はその姿は見当たらないようです。
歴史を辿るとDaVinci Resolveの権利はいくつもの会社を経て、その中で買収や合併、はたまた倒産など、とても劇的なところで成長を続けてきたことがわかります。幸いにもその荒波の中で姿を消すことはなく、今ではBlackmagic Design社の手に渡って、これまでの中で最も大きな進化を続けていると言えます。

1982年に開発が始まった時点では、DaVinciやResolveというネーミングではなく、Wizと呼ばれていました。当時は一般的だったテレシネ設備と組み合わせて使われ、RCAやBoschなどのメーカーのシステムと一緒に使われていました。驚くことに、開発が始まった頃からプライマリーに加えてセカンダリーの機能も搭載していました。テレシネ機器側の光学処理で使える色調整機能はプリンターライト程度しかなかったことを考えると、Wiz対する期待感は大きかっただろうと想像できます。現在のDaVinci Resolveのプライマリーコントロール部にはこの名残があって、Offsetコントローラにプリンターライトをシミュレートした調整項目があります。

Wizは当初社内ユースで開発がスタートしましたが、その機能が注目されたのか他社にも販売されることとなり、15セットがポストプロで使われたそうです。これを機にWizは名称を改めて、da Vinci Classicとなって製品化されました。1984年にはテレシネシステムでシェアを拡大した、Rank Cintelと組み合わせて使うことで広く業界に存在感を広めていきます。Rank Cintel社はフィルムの世代交代により姿を消しましたが、フィルムスキャナーとしてBlackmagic Design社の一つの製品として残っていることも興味深い歴史のひとつです。

この後DaVinci Resolveがどのような成長と歴史を歩んで現在に至るかは、Wikipediaの続きをご覧いただくと良いかと思います。英語ですがGoogle検索を使うと的確でわかりやすい翻訳が得られます。さて、歴史を持ったDaVinci Resolveですが、開発者は過去の歴史に敬意を持っていることが伺えます。Mac版Resolveでは右クリックからパッケージ内を掘り進めていくと、過去のバージョンで使われていたロゴが格納されています。これは現在のものとは大きくデザインが異なりますし、現在のバージョンでは全く不要なパーツです。にも関わらず、アプリケーションの中に大切に残されているところは、開発者の考え方が垣間見れて私は嬉しくなるところです。

ロゴ画像へのパス
/Applications/DaVinci Resolve.app/Contents/Resources/UI_Resource/logo.jpg

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