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Scene Referedカラーパイプライン

FilmLight主催のセミナーに行ってきました。Colour Space Journey Tokyoは、映像制作業界で「色」に関心のある制作者に向けたセミナーです。ワールドワイドで展開しているシリーズの東京版という位置付けで、なんと無償で受講できます。お昼前から夕方までみっちりと最新のカラーパイプラインを学べるとのことで、幅広い職種の参加者がありました。この内容で費用がかからないという点は、映像業界への大きな貢献であり高く評価できます。

テーマは大きく分けると二つありました。前半がScene Referedがカラーワークフローでどのような利点があるのかを基礎から学びます。後半はHDRについての基礎からはじまり、SDRでは問題にならなかった新しい課題に対するポイントが学べました。またいくつかあるHDRフォーマットについても概観できました。

HDRに関しては残念ながら私には実務経験がないので、この先への基礎知識の蓄積で終わってしまいましたが、十分な準備が頭の中だけではできた気がします。そして、今回の私が聞きたかった一番興味があったのがScene Referedカラーパイプラインのお話でした。DaVinci Resolveでも使うことができるこのテクニックについての、一歩進んだ知識が知りたくて参加を申し込んだくらいです。

Scene Referedカラーパイプラインとは、「光のエネルギーの情報をポストプロ段階でも維持していることで、光学的な調整が後から可能になる」とFilmLight社のエンジニアの方が説明されていました。BaseLightを使ったデモでは、Scene Refered処理の中でレンズの絞りを正確にstop単位で上げ下げできることを実演していました。DaVinci Resolveでも同様のことはできますが、最近流行りだした3DLUTを使うとそれはできません。3DLUTをあてる方法では厳密な光をシミュレートした処理にはなっていないからです。このあたりのTIPSは近々書きたいと思います。

今回のセミナーは午前中から約5時間もの間、中身の濃い講習を聞くことができました。主催者の方には心から感謝したい気持ちでいっぱいです。

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