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DIToolsをリリースしました

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この度マウントキュー株式会社では、映像制作の中でMacを使う上での小さなツールをパッケージにしたDIToolsをリリースしました。すでにダウンロードできるようになっていますので、興味のある方はページをご覧ください。今回はDIToolsの機能や、リリースに至った背景について書き綴っていきます。

公開への背景

以前マウントユーのサイトでは、アプリケーションごとにページを設けて配布していました。幅広く使っていただけるように、対応するmacOSのバージョンは、比較的広くしていました。これらのアプリケーションは、すべて私が日常使いするために作ったのがはじまりです。こんな機能がほしいけれど見つからないので、それじゃあ自分で作ってみよう。こんなことが発端となっています。

私は基本的には、最新のmacOSを使用します。バージョンアップがリリースされたら、何をおいてもいち早く更新するタイプです(笑)。もし下位バージョンのmacOSの環境で配布しているアプリを使われていて、バージョン固有の不具合が出た場合には詳しい調査ができない弱点がありました。また、AppleはメジャーバージョンごとにOS内部の仕様もどんどん変化していきますし、それに合わせてAPIも成長していきます。もっとも理想的なのは、最新のmacOS環境だけを前提とするソフトウエアだと私は考え至りました。現実的には無茶な面もありますが、理想を追求するためにこのような方針に転換することとしました。

アプリケーションについて

現在配布しているアプリケーションは9個あります。非常に小さな機能のものもあれば、内部ではかなり面倒な処理をしているものもあります。特にDaVinci ResolveのツイッチツールのResolverは、念入りな作りをしているつもりです。もしResolverを使われる方は、必ずアプリ内にあるREADMEのPDFをご一読いただくことを強くお勧めします。最悪の場合には、プロジェクトデータが削除される機能もあるので、バックアップは欠かせません。

動画ビューワのQlipも機能をどんどん加えていった経緯により、複雑な内部処理になってしまっています。そのため、以前のmacOSのバージョンでは動作のパフォーマンスが低下する既知の問題を抱えていました。しかし、macOS13に更新したことで、この問題が解決しているようです。おそらくAPIでの並列処理の仕様が変更になったのが一因だと理解しています。このQlipはすべてコードレベルでゼロから書き直そうと少しずつ進めているところです。それまでの間はこのバージョンをお使いいただこうと思います。

ユーザーマニュアルは、Resolver以外は添付していませんし、どこかにドキュメントがあるわけではありません。非常にシンプルなツールなので不要だろう?という考えからです。もし、ご不明な点などあれば、コメントや問い合わせフォームから質問していただければ、可能な範囲で対応したいと思います。

機能追加へのリクエスト

DIToolsパッケージのアプリを使っていただいて、もっとこんな機能があればいいのに、のようなリクエストが出てくるかもしれません。そんな時には、マウントキュー株式会社ウエブページにある、お問い合わせフォームから送信していただければ検討させていただきます。ただ、いただいたリクエストにはすべて対応できるわけではないので、その点はご理解願います。

すでに、リリース初日にいただいたリクエストには対応させていただき、Hashitは更新しております。私の技量にも限界があるので(汗)、どのくらいで対応できるかは内容によります。よろしくお願いいたします。

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