弊社主催ウェビナーの考え方

今週からマウントキュー株式会社では、有料ウェビナーをはじめました。先日初回が無事に終了しています。参加者人数は2名様で、こじんまりとスタートを切ったわけですが、まだウエブ・セミナー通称ウェビナーの存在感が低い中、私がどのように考えているかをまとめてみました。

ウェビナーへの先入観

今ではウェビナー超推進派に寝返った私ですが、つい数ヶ月前までは胡散臭くてまだ十分に使えるとは思っていませんでした。経験もないくせに、です(汗)。その頃から世の中では集会を自粛する流れになったため、セミナーやユーザー会が軒並み中止になりはじめたのです。そんな中で、Blackmagic Designさん主催のセミナーがウェビナーで行われました。参加した私は、掌を返したようにウェビナーへの可能性と優位性を体感したのでした。

どんなウェビナーでも万能なわけではなく、そして対面でのコミュニケーションが何よりも「情報量」が多いとは今でも確信しています。情報量とはセミナーで提供する知識という面に加えて、物理的な空間で感じる雰囲気や対面による表情や間などの対人関係も含んだ総合的な情報量です。時には、会場に行くまでの間に得た、電車の中での情報なんていうことも含んでいます。リアルのセミナーは今後も有意義なことを否定するわけではありません。私が生きている間には、この対面のコミュニケーションを上回るような社会にはまだ到達しないでしょう。

セミナーの課題

私は都内在住で、セミナーを開催する時には基本都内の会場で行います。参加者の方も大半は都内もしくは近隣在住の方です。時には沖縄から出張してくださった方もいて、本当に頭が下がる思いでした。セミナーの最大の課題は、この「地の利」が逆効果になるところです。興味深いセミナーを企画できたとしても、遠隔地からの参加は基本無理に近くなります。それを跳ね返すような企画力でお迎えしなさいとお叱りを受けるかもしれませんが、私にはまだそのような力は持ち合わせていません。申し訳ありません。

ウェビナーと比較した時に再確認できたのは、リアルなセミナーでは講師の使っているコンピュータ画面の視認性の低さでした。いくら大きなスクリーンを使用したとしても、コントラストが低かったり、時には前に座っている人の頭が邪魔で見えなかったり、さらには講師の姿が邪魔で見えなかったり。ウェビナーでは、コンピュータの画面を使う場合、参加者は自分の環境のスクリーンで独占できる点が最も大きなアドバンテージになります。

費用や運営に関して

今回のウェビナーは、私としては珍しく有料にしました。テーマの大半はDaVinci Resolveなので、高額な料金は馴染みません。リアルなセミナーを有料で開催していた時に毎回悩ましかった点です。せっかく安価で手に入るツールがあるのに、それを学ぶのになぜ高額な受講料が必要なんだ。私ならそのように考えるでしょう。費用の設定に関しては人それぞれの考え方がありますし、提供する側とそれを利用する側など、立場でも異なります。さらには、学生さんなどでは「貨幣価値」が社会人とは5倍くらい異なりますから(マウントキュー調べによる)、価格設定に正解はないと言い切っていいでしょう。

今回のウェビナーは、2時間で税別5,000円に設定しました。当初は90分で税別3,000円にしようと考えていましたが、内容が収まりきらないことが直前で判明したので、慌てて修正した経緯があります。この設定に至った背景にある考え方は、「近江商人の三方良し」でした。商売をする時には、売る側と買う側の二つの側が満足できると理想です。近江商人が昔考えていた理想は、それにもう一方加えた満足を満たそうとしたのです。この残る一方とは、売り買いしている人がいる社会です。

今回企画したウェビナーでは、無料にすると参加者はハッピーになるでしょうが、弊社としてはなかなかハッピーになる仕組みを用意できません。弊社がハッピーになるように、例えば100,000にしたらどうでしょう。2時間で十万円って銀座のクラブか!!って叱られるでしょう。そこで至った私の値頃感が、2時間5,000円だったのです。ウェビナーは物理的な制約が少ないので、使っているZOOMシステムでは最大定員が100人です。DaVinci Resolveは幸いにもここ数年でユーザー数が増える傾向にあります。そのため、参加の母数を大きくできる可能性はあります。これを期待してそれに向けて弊社が努力できれば、この価格でも実現できると考えました。その結果、日本の映像業界にも比較的安価で技術を学べる土壌が広まれば、サービスを提供する側もそれを利用する側も、そして関係するメーカーも活発になるのではないかと期待しました。

長々と書いてしまいましたが、新しい仕組みのウェビナーへの気持ちや考え方をまとめてみました。この先は世の中の事情もありますが、それが安定した後もオンラインセミナーへの移行は私の中では必然になるでしょう。リアルとオンライを上手に使い分けながら活動を進めていく所存ですの、改めてよろしくお願い致します。

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