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PsFの役目は終わった

スタジオで使っているCG318 4kで、突然映像が表示されなくなって驚かされましたが、原因は送っている映像フォーマットが1920x1080@29.97PsFに変わっていたからでした。完全に私の設定ミスで、これは今でも時々やってしまう失敗例です。以前ならプログレッシブと言えばPsFにしておけばOKでしたが、今後はPsFの使用は少なくなっていくでしょう。

そもそもPsFは、Progressive Segmented Frameの略でした。デジタルハイビジョン信号を記録するためにソニーのHDCAMフォーマットが世に出た頃、まだインターレース全盛期でした。21世紀に入って少し経過した頃だったと思います。そこにHDCAMフォーマットを映画でも使おうという試みのために30fps以外のフォーマットが開発されて、インターレースではなくプログレッシブの必要性が生まれました。実はそれよりももっと前のNHKがアナログハイビジョンを始めた頃のフォーマットにはプログレッシブ方式も含まれていました。懐かしい話題です。さらに59.94Hzではなく完全な60Hzの規格も考慮されていました。後に消えてしまいましたが。

インターレースしかなかった時代にプログレッシブをVTRで記録するためには、一時的に2倍のデータレートになるので、そのままでは記録再生できなかったわけです。画素数としては同じですが、このあたりがリアルタイム処理が必要なVTRには解決しにく課題だったのです。それを解決するために、プログレッシブフレームをフィールドに分割して、半分ずつ送受信することにしてそのやり方をPsFと呼びました。

今後はSDI経由の伝送もIP伝送に置き換わることは自明で、10年後には完全に非同期伝送だけが残っているかもしれません。今回私が失敗したように、PsFを受け入れてくれないモニターも今後増えてくると思われ、ユーザーの接し方も徐々に完全なプログレッシブに移行していくのでしょう。

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