解像度改めピクセルマップ

動画の画面サイズを表現するときに使われる解像度。この言葉の本来の使い方からすると誤った使い方が動画では起きていました。これからは、動画の場合は解像度とは言わずに、ピクセルマップと呼びませんか?その言葉の先には、画面の縦と横のピクセル数、さらにはピクセルアスペクトレシオ、各ビットが持つビットカラー深度、RGB/YCbCrカラーサンプリング、そしてカラースペースやトランスファーファンクション。単に画面サイズを伝達したいときには簡単に、「この動画のピクセルマップは1920×1080です」みたいに使うのです。

本来の解像度が示す意味

本来解像度は、このように使う用語でした。1インチ(2.54cm)の横方向に含まれるピクセルの数は72個です。それを72dpiと呼びます。または、印刷された紙の1インチ(2.54cm)の中に含まれる線の本数は300線です。このように指定した範囲の中に含まれるデータや画像の密度を示すためのものさしだったと理解しています。デスクトップパブリッシングが登場した1990年頃、どのモニターで見てもデザインの大きさが同じに見えるようにdpiが規定されたと聞いています。これにより、モニターサイズや機種が変わっても72dpiを維持していれば、混乱は回避できたのです。

動画の解像度はどう扱うか?

とは言っても、動画でも純粋な解像度を議論する場合もありますよね。例えば使っているモニターの画素密度を議論するときなどがそうなります。Retinaディスプレイがモニター面の画素が見えないくらい小さくできたので、網膜のような繊細な表示ができたのです。解像度で言うとppi(ピクセル・パー・インチ)です。Retinaモデルでは300ppiくらいになっているのではないでしょうか?

解像度と言うのなら、ピクセル数だけではなくて「単位長」も同時に示さねばならないわけです。高速道路を100kmで走行するなんて時の前提条件は「1時間で」なわけですから、この単位長1時間が指定されていなければ、かたつむりでも100kmで動くことができてしまいます。100km移動できたらですが(笑)

映像業界には慣習で使っている言葉がいろいろあって、わざわざ訂正すると揚げ足取りのような印象を与えると損なのでその場はスルーしていますが、とても気持ち悪いです、間違った意味で言葉を使うのは。知っていてわざと慣習に沿って使い分けしていればまだしも、あまり考えずに聞いたまま使うときには注意が必要です。まあこれは自分自身に強く戒めたいことでもあります(汗)

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