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3DLUTは万能ではない

Look Up Tableもなんとか定着しそうな気配が出てきて、撮影時に3DLUTをハンドリングすることは特別なことではなくなりつつあるみたいです。便利な仕組みはどんどん活用すべきです。それと同時に使いながらでも良いので、長所と短所は知っておきたいものです。

3DLUTは三次元、ここでいうところの次元は大介ではなく(汗)、配列の次元です。3DというネーミングからXYZ軸に関係あるように聞こえますが、3つの次元がある配列がベースになっています。3つの配列はRGBの要素です。3DLUTではメッシュと呼ばれるRGBそれぞれの全体階調をいくつに分割するかの数が指定されます。よく使われるのは33x33x33で、RGBそれぞれが33階調のデータを持っています。ルービックキューブは3x3x3のブロックでしたが、あれの各辺が33個あるイメージです。もう少し詳細にしたければ二倍の65x65x65というのもあります。64や32ではなくプラス1した65や33になっているのは、ゼロ起点も含むためです。

8bitでは256、10bitなら1024階調もあるデジタル情報から各辺が33や65しか情報を持っていなくて、そのデータとデータの間は計算で「推定」するわけですから、精度は推して知るべしです。そんなわけですから今流行りの3DLUTもオリジナルに対してはデジタル的に同じ値にはならない可能性が高いわけです。CDLがプライマリーのパラメータしか伝達できませんが、3DLUTもそれに追加の情報は盛り込めますが、マスクで加工した場合は当然その情報は盛り込めません。

最も正確に色調整の情報を伝達したい場合には、3DLUTの代わりにDaVinci Resolveであればdrxデータを使うとか、そもそもプロジェクトデータを受け渡すとかして精度を意識すべきなのです。3DLUTが活躍するのはDaVinci ResolveからPremiere Proに色情報を移行したいというような、異なるシステム間での場合です。

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