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もっと活用したいディスクイメージ

ディスクイメージは聞いたことはあるけど、自発的に使っているMacユーザーは少ないのではないでしょうか。ディスクをイメージ化するためのしくみとして生まれたので、歴史はフロッピーディスクの頃から続いているんです。ディスクをイメージ化する?これを聞いただけでは、わかったようなわからないようなボンヤリとした気持ちになるかもしれません。今回はこの便利なディスクイメージを活用することを啓蒙したいと思います。


フロッピーディスクと聞いて何をイメージするかで世代がわかります(笑)。日本人の発明家が生み出した記録媒体であることは知られていても、タイプにいくつかの種類があったことなど今となっては昔話になりました。他の記録メディアと同じで物理的な損傷には弱かったため、壊れる前にバックアップを取りたいと考えました。単にメディア内のファイルをコピーするだけではなく、記録の仕組みまでをそのまま復元できるようにしたのがディスクイメージでした。イメージファイルさえあればフロッピーを複製できたので、商業ソフトウエアのカジュアルコピーの温床になっていたこともありました。そのためディスクイメージはなんとなくダークなイメージがありました。

さてフロッピーディスクや光学メディアも滅多に使うことがなくなったので、ディスクイメージもそれに合わせて姿を消すかといえば、そうはならないと私は見ています。ファイルベースの時流に沿って、これからも生き続けていくと思います。Macで使えるディスクイメージもdmg形式だけではなく、スパース形式が加わって使いやすくなっています。現在使える形式は下記の通りです。

dmg形式は目にしたことはあっても、sparseとsparse bundleがよくわからないのではないかと思います。Disk Utility.appからブランクイメージを作る際にも、オプションの指定に困った方も少なくないのではないでしょうか。もともとあったdmg形式の欠点は、一旦作成した後にイメージ化した記録領域が拡大できなかったところです。そこで生まれたのがsparseでした。最大容量を指定しておけば使った分だけのファイルサイズで収まります。dmgでは100GBの領域を設定すると、その中にファイルがあってもなくても100GBの容量をMacの中に占めてしまいます。sparseは使ったサイズしか消費しません。無駄な領域を削ることができるのです。

ではこれからはdmgではなくsparseで行こう。と考える前にsparse bundleについても知っておきましょう。dmgもsparseそのイメージファイルは単一で、使ったサイズによって大きさは変わります。sparseイメージファイルをクラウド上に保存して使ったとします。使った分だけしかクラウドにアップロードしないので、効率が良く見えます。その利点はあるのですが、使っていくうちに課題も見えてきます。そこそこイメージファイルが大きくなってくると、その内部にファイルを追加したり変更したりした場合、クラウド上の保存したデジタルデータを更新するには毎回大きなデータのアップダウンが必要になってしまいます。使い始めた初期の頃は苦になりませんが、徐々にユーザーを苦しめることになります。この課題を解決したのがsparse bundleです。バンドルとはMacのアプリケーションの拡張子でおなじみのapp形式のパッケージでも使われているような、フォルダではあるものの拡張子ごとに振る舞いを変えて使える仕組みです。

sparse bundleイメージファイルを右クリックすると、パッケージの内部を確認できることがわかります。それを見ると明らかにコンピュータ的なファイルがたくさん置かれていて、これらがイメージ内のファイルを分割して保存していることが想像できます。イメージファイルを単一ではなく小さなブロックに分割して読み書きすることで、変更が加えられたデータ部分だけを更新すれば良いのです。この仕組みは先に説明したクラウドのような、read/writeにそれなりに時間が必要な保存先では便利です。

ディスクイメージは三種類を用途に応じて使い分けすることが求められますが、ZIPファイルのように簡単に作成できないのが残った課題だと思います。Finderで右クリックでZIP圧縮をするような感覚でイメージファイルが作成できれば便利なのに。その通りだと思います。私はこれの解決のために、フォルダからdmg作成とブランクのサイズ指定したsparse bundleを作成する二種類のスクリプトを作りました。これによりDisk Utilityを使う面倒さをパスできました。欲しいという方がいらしたらコメントいただければお渡し可能です。

ZIP圧縮はポピュラーになりました。内部のファイルにアクセスする場合には、基本的には全ファイルを解凍せねばなりません。この点を課題に感じる方でMacだけを対象にできるのなら、ディスクイメージをもっと活用してみてはいかがでしょうか。ダブルクリックするとボリュームとして現れて、必要なファイルだけを取り出せます。ZIPに加えてディスクイメージの利用も頭の隅に置いていただければ、便利だなあと実感できることがきっと出てくると思います。

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