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APFSとシステムバックアップ

macOS10.13になってから最も困っていたのが、パーティションをまとめてバックアップする方法が見つからなかったことでした。これまではリカバリーパティションかUSBメモリーに仕込んだインストーラーボリュームから起動して、Macの中のボリュームをソースとしてディスクイメージを保存。そのイメージをソースとしてMacの内蔵ドライブを初期化してから書き戻すことができていました。10.13になってからは、APFSに変わったこともありこのあたりの作法が大きく変わっています。現状ではCarbon Copy Cloner5を使うことで解決策が見つかったので、その方法やその中で知ったTIPSなどを書きます。

アクティブなシステムが含まれるボリュームでは、メンテナンスの実行時に制限が出ます。稼働しているシステムは自分自身を完全に操作することができないので、別の起動ボリュームから一時的にアクティブなシステムを切り替えて、稼働しない状態にしたシステムを自由に操作しています。アクティブではなくなった元のボリュームは、ディスクイメージ化して完全なバックアップを作成することができます。OSの大きなバージョンアップの時にはこの方法を使ってバックアップを取り、何かあったら元の状態に復元できる方法を残していました。この方法が10.13からはできなくなっていて、その理由はディスクイメージとして書き出しはできるものの、リストアができなくなっていたからです。

10.13のAPFSからは、ボリュームの親にあたる関係のAPFS Containerができました。パーティションを切る際には、このAPFS Containerが複数できあがります。これに加えて子供にあたるAPFSボリュームはこれまでのボリュームの感覚で使えますが、これも複数作れるので二種類のパーティション操作ができるように見えます。macOSからのパーティション操作は、前者のAPFS Containerの方を指すようです。後者のAPFSボリュームはディスク使用量の制限を加える機能などがセットできて、これまで以上にボリュームの運用が柔軟にできるこよを目指しているように見えます。

システムボリュームのイメージ化は、ボリュームを指定することはできずAPFS Containerを指定する場合だけ保存ができるようになっています。この仕様変更に当初とても悩まされて、これまでの方法が使えなくなったと困っていたわけです。APFS Containerを指定するとディスクイメージは保存できますが、それを後日リストアしたくても理解できないエラーが出てうまく書き戻しができませんでした。ここで手詰まりになって10.13の運用を諦めていました。そこで登場したのがCarbon Copy Clonerでした。実はこれまでこのツールを使うことは積極的ではありませんでした。やはりApple純正の安心感を選んでいたからです。しかし、現状ではシステムの完全なバックアップ方法が見つからないので、いつまでもこれが続くと困るため今回CCCを使い始めることにしました。アプリケーションとしては今のところ困った点はなく、それに加えてWebサイトで公開されているシステムボリューム周りのバックアップ時の技術情報が非常に私には役に立ちました。

CCCでのバックアップ計画を進めるにあたり、これまでのリカバリーパーティションではなく自前のメンテナンス用の起動できるボリュームを持つことにしました。現状ではそれはmacOS10.13.5で動いていて、ボリュームサイズは100GBに抑えています。とはいえ空きスペースは50GB以上は確保できています。この中にCCCをインストールしておいて、メンテナンス時はこのボリュームから起動すればリカバリーパーティション以上のいろんな事が制約なくできることになります。必要ならインターネットへの接続もできるし、Webブラウザも使えます。リカバリーパーティションのミニマムな仕様では手に入らないことができます。

CCCの利点の一つは、アクティブなシステムであろうと確実にボリューム全体をバックアップできるところです。必要ならそれをスケジューリングすることもできます。不定期にバックアップをしておけば、ボリュームの故障時には痛手を回避できそうです。私の場合は重要なファイルはDropboxに入れていますが、アクティブなシステムのバックアップはCCCを使うように運用を変えていくかもしれません。大きくシステムのメンテナンス方法が変わったわけなので、秋くらいに予想されるmacOSのメジャーバージョンアップを経てこの方法が本当に使えるのかの判断をしていきたいと思います。

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