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macOS10.12.6でGTX1080Tiを使う

macOS10.13.4からサポートしたeGPUは、現状ではAMDの製品だけの限定的なサポートで、Thunderbolt3インターフェースを持ったMacにも限定されています。映像系のユーザーはNVIDIA社製の処理能力の高いGPUを使いたいので、これまで悶々としてきた方も少なくないと思います。そこでこれまでは正規の手順にこだわってきた私もGPUだけは例外と考えて、eGPUを使って非正規なNVIDIAのGPUを使うことの検証を始めました。今回使用したeGPUボックスは、Razer Core Xです。快くGTX-1080Tiを貸してくださった同志の方にも感謝します。

改めて最初に書いておきますが、今回の記事はMacintoshを使う上で特殊な使い方の紹介です。違法性はないと理解して私は実行していますが、Appleからの保障対象外の行為ですので自分の責任において実行しています。

使用したeGPU導入へのスクリプトは、automate-eGPU/1.0.1です。macOSのカーネルエクステンションへの変更、NVIDIAドライバのダウンロードからインストールなどを一連のスクリプトから自動的に実行してくれます。事前準備はmacOS10.11から導入されたSIP(System Integrity Protection)を無効にすることです。これはリカバリーパーティションから起動して、ターミナルを開いて「csrutil disable」を実行し再起動するだけです。もしOSのインストールの方法によってリカバリーパーティションがない場合には実行できないので、OSのインストールからやり直しになります。また複数のパーティションが存在する場合には、リカバーリーパーティションも複数あるので対応したものを選択しなければなりません。私が陥ったトラブルとして、SIPを無効にした後にPRAMクリアをするとSIPのステータスがデフォルトのenableに戻るようです。これによりせっかく稼働していたeGPUが無効になるので、その場合はautomate-eGPUをunistallしてもう一度installすることになります。

前置きで面倒な感じを受けたかもしれませんが、SIPを無効にしてautomate-eGPUを実行するだけで再起動から戻ってきたらいとも簡単にGTX1080TiはMacから認識していました。1日くらい使った印象ではありますが、GPU周りの不安定さは全く感じませんでした。言い忘れましたが、実行した環境はMacBook Pro2016/15inchです。Touchpadの有る無しは無関係だと思いますが私のMBPには搭載です。MacBook Pro2016は起動音がしなくなっていたり、蓋を開けると自動的にMacがスタートするという仕様になっています。また電源ケーブルのUSB-Cコネクタを抜き差しするだけでもスタートしてしまいます。これが影響してシャットダウンしてもeGPUからの給電が影響して正常に電源が落ちませんでした。そのためターミナルから「sudo nvram AutoBoot=%00」を実行しておくことで、電源ボタンを押すまで電源が入らなくなり、そしてeGPUも正常に電源が落とせるようになりました。

と、ここまでのレポートは昨日からの一連のことから得られた結果です。途中でも書いたように導入の簡単さと安定した動作は、コンピュータをハッキングしている不安な面を全く感じさせない印象です。ただ安定動作の検証は別の視点が必要なので、時間を使って見ていきたいと思います。今回は導入編をお送りしましたが、DaVinci ResolveやPremiere Proと一緒に使うことについては別の機会に書きます。

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